Quantcast
Channel: アーユルヴェーダサロン Cand-ra【札幌市手稲区】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4206

「子供は親を選んで生まれて来る」のか?

$
0
0





いつもありがとうございます


リアリストなスピリチュアリスト
サンドーラのりつ子です


今日は、とあるきっかけがあり
ずっと思ってきた事を書きます。



○●○●○●○●○●



「子は親を選んで生まれて来る」
という論調が学問界でもスピリチュアル界でもあります。
そういうお話になると私はこう言います。
「私はそうは思いません」と。


サンドーラのお客様にそのように話すと
「え~そうなんですか?意外です」とビックリされるのが半分。
「ですよね~」と納得されるのが半分といったところ。


子供のあるなしに関わらず
スピリチュアルに興味があるなしに関わらず
インディゴであるなしに関わらず
このご意見は分かれていました。


今朝、とある産婦人科医が書いたコラムに偶然目が留まり
『子供は親を選んで生まれて来る論』に内容としては等しい
’’誕生学’’という教育の一環に
疑問を投げかける記事でした。
これは書けっ ていうタイミングだな ということで
この論調に対して私が思うことと自分の体験を
書いていきたいと思います。






○●○●○●○●○●




↓以下、某産婦人科医のコラムより抜粋↓


「誕生学」って知っていますか?

公益社団法人誕生学協会という協会による
「子どもから大人まで全世代に、妊娠、出産の仕組みを通していのちの誕生と生まれる力の素晴らしさを伝える生涯学習プログラム」というものです。

誕生学協会が作成した本によれば、誕生学のプログラムは「いのちのストーリーをロマンチックに伝えるメソッド」だそうで、赤ちゃんの「胎内での成長力」や「誕生時の胎児の工夫」、「誕生にともなう家族の喜び」などを教え、「いのちの大切さの確認」「自分で生まれて来たことの確認」「いのちをつなぐために必要なセルフケア意識を育む」のだそうです。

「生まれてきたことが 嬉しくなると、未来がたのしくなる」がスローガンなのだそうですが、私はこのプログラムによる教育で命の大切さを学んだり、自己肯定感、自尊感情が育まれたりするという 謳い文句には疑問を感じます。なぜなら、地球上のどんな人間も、誰かの子宮の中で育ち、何らかの方法で出生したから命があるわけで、この教育はその大前提の再確認ということになります。

 すでにハッピーに育ってきた子どもの中には、そういった仕組みをロマンチックに語られる授業を受けて命は大切だと思ったり、自尊感情を高めたりする子もいるのかもしれません
(ただし、誕生学の授業で自己肯定感が上がると言うには根拠が不十分です)。

 しかし、すでに多くの方が指摘されているように学校教育でこの誕生学に触れる子どもの中には、生まれ育つ中で命を大切だとも自分が大事だとも思えない子どもがいて、その子たちにとっては、生まれてきたことが嬉しいということをロマンチックに伝えても、未来が楽しみになったり自分が大切になったりするのは難しいと思います。

↑ここまで抜粋記事です↑



これを読んで思いました。
これは私が思ってきた意見と一致する!!と。
確かに生命の誕生は神秘であり神の領域であり
ロマンチックかもしれません。
でも、’’今’’ハッピーな状態ではない子からすればどうでしょう?
貧困家庭に育つ子や、虐待を受けている子など
決して子供はハッピーな子ばかりではありません。
もしかすると
逆に追い詰められてしまう可能性もあると思うのです。







○●○●○●○●○●





↓以下、某産婦人科医のコラムより抜粋↓

※下記に出てくる松本先生とは精神科医:松本俊彦さんのことで、「こどもを守るために知っておきたいこと」という本を書かれた方です。

当事者や支援者からも批判の声が

 実際に、松本先生の記事を読んだ人たちの中には、自分の経験から命の授業や誕生学に疑問や嫌悪感を呈する声も多く聞かれました。学校の先生、子どものいる方、過去につらい子ども時代を過ごされた方などたくさんの方々が、個人ブログやSNSなどで賛同されていました。

 
困難な状況にいる少女たちを支援する活動をしている仁藤夢乃さんは、
「誕生学」でいのちの大切さがわかる? – 綺麗事で子どもを追い詰めないために 」というブログの中で
「その言葉に追い詰められる人がいることを知ってほしい」、
「『誰もが生まれてきたことを喜びと感じられたら生きることが楽しくなる』とか『あなたは愛されて生まれてきた』とか、『自分を大切に』『命は大切なものだから死なないで』『自分を傷つけたり、死にたいなんて言わないで』というようなメッセージを(しかも関係性のない中で)伝えることは、今苦しんでいる子どもや、これから苦しいことに直面する可能性のある子どもの、助けを求める力を奪います」と書かれています。
医療の専門家だけでなく、当事者や支援者からも「ロマンチックないのちの教育」に対して異議が出たことは、非常に大きなことだと思います。

↑ここまで抜粋記事です↑



そうでしょそうでしょ!
やはり’’追い詰められる’’と感じる人が結構いるということです。
上の文章で大切なのは’’助けを求める力を奪います’’というところです。
例えば虐待を受けている子だとすれば
「私は望まれて、そして自ら生まれてきたんだから
このくらいの苦しみには耐えないといけない」とか
「私はこの親を選んで生まれてきたんだから
この拷問に耐えることも自己責任なんだ・・・」
とSOSを諦めるかもしれません。
そうこうしているうちに殺されてしまう現代です。

私は幼い頃、母に向かって言いました
「何で私を生んだの」と。
もちろん生んで欲しくなかったという意味です。
(※虐待ではありませんよ)
(※インディゴでHSPでエンパスにつき人一倍苦しんできたからです)
母は言いました
「子は親を選べないんだよ」と。
キッツイ言い方でしょ(笑)
でもね、私にはこの言葉がしっくりきて
これに救われたんです。

ここで
「あんたがお母さんを選んだのよ」
なーんて綺麗ごとを言われたら
ガラスのような心は更に追い詰められ
心の行き場を無くしていたと思うんです。

子は親を選べない
親は子を選べない


と、昔の人は言っておりましたが
現象をそのまま受け止める。という
真理の法に乗った口上語りは
誰も傷つけない
無理に理想を押し付けない
という観点では
やっぱり腑に落ちるのです。






○●○●○●○●○●





↓以下、某産婦人科医のコラムより抜粋↓

大人の自己満足になっていないか?

 「誕生学」の授業を学校という集団教育に届けに行くのは、「誕生学アドバイザー」という協会が認定したセミナーを受けた民間資格保有者たちです。誕生学アドバイザー育成研修の募集広告には「あなたも、子どもたちに感動の授業を届けませんか」と書かれています。実際、誕生学アドバイザーを名乗る人たちがインターネット上に、「誕生学の授業を子どもたちに届けたら感動したという感想をたくさんもらって自分も感動した」という内容を書かれているのを時々見かけます。

 誕生学は、感動させたい大人自身が満足するためのものになってはないでしょうか? 教育は子どものためであってほしいですし、それも本来、最も助けが必要な子どものためであってほしい。その子たちを追い詰めるような教育をして、大人が満足するなど、あってはいけないことだと思います。

 誕生学が広まっている理由の一つは、代表理事である大葉ナナコ氏のカリスマ性に憧れる女性たちが多いことと、人脈の広さだと思います。私自身、誕生学関係者にはよく知っている方々もいますし、共通の人間関係も非常に多いです。そのため、今までは批判をすることが、はばかられていましたが、よく聞いてみると、その中でも実は疑問に思っているという人たちに会い、勇気を持っておかしいと言うことにしました。本当に善意で教育を行っているならば、これだけ多くの方々の意見には 真摯 に耳を傾けてほしいと思います。

 これに限らず、読者の皆さんでお子さんの学校で行われている教育に対して、「害がないか」「根拠が本当にあるのか」と疑問や不安がある方は、ぜひ学校の先生方に直接おっしゃってください。それが子どもたちを守ることにつながるかもしれません。

↑ここまで抜粋記事です↑





そうなんです!
私も思ってきました。

それって大人の都合であって
子供のこと考えてなくない??
と。

ここでは’’誕生学’’という利益目的の民間団体
(しかも公益社団法人=非課税なので余計にいやらしい)が焦点になっていますが
’’命の授業’’のような名前の授業を行っている他の民間団体があったり
(これまで何度も言ってきましたが民間資格=無資格ですよ!)
似たり寄ったりの授業を行う協会らしきところがまだあると思います。
それに本か映画か分かりませんが
’’ママを選んで生まれてきたよ’’という内容のものがあったと思います。
おそらく子供の胎内記憶がその内容の軸になっているのだと思いますが
これも’’大人に都合のよいファンタジー’’にすぎないと感じるのです。

もちろん大人向けのファンタジーがあっても良いと思います。
私ももっと素直に
’’私は望まれて、更にこの親を選んで生まれてきたんだ’’と思えたら良いのでしょうが
昨今の幼児虐待・児童虐待、貧困、更には増え続ける不妊問題など含めて考えると
やはり素直になることができません。
この授業を受けてもよいのは
・子宝に恵まれ
・経済的問題なく
・夫婦円満で
・家庭円満で
・笑い溢れる家があって

というような、ハッピーな状態にある親子に限定されるのではないでしょうか?

目的が’’教育’’であって
国の教育機関である’’学校’’で提供される授業であるならば
民間資格者によるものではなく
国が認めた資格を保有したものが
子供の心に深く配慮した根拠ある教育を行わなければならないと思うのです。




{16ADDEBD-7C7A-4FFC-B878-165E6200A7C7}



私はスピリチュアリストとして
【子供は親を選んで生まれてくる論】を推した方が
断然都合が良いと思っています。
でもやっぱり’’都合’’でしかないのです。

なぜか・・・
それは 私は親を選んではいないからです。
以前、自分の潜在意識に焦点をあて時間をさかのぼった時の話しです。
天界に居た頃の自分の魂に出会いました。
そこで見たのは広く心地の良いあの世から
この世に落とされる直前の魂たちの集団でした。

魂にも色々個性があって
どうしてもあそこに!と駄々をこねるような魂や
どこでも良いよ という謙虚な魂
あの世(あっちから見たこの世)に行きたくないと拒否する魂など
人間界と同じく様々な個性があるように見えました。
私は どこでも良いよ という今の性格と大差ない魂で
その場を仕切る神さまのような存在に委ねました・・・。
その結果、幸いにも
日本という国に落とされ
しっかりした両親の元
何不自由なく育ててもらい
選ばなかった割には
好条件の親に恵まれました。
(でも来世はご勘弁願いたい(^o^;) )



○●○●○●○●○●



さてこれがもし、みんなが生まれ落ちる場所を選べたとしたら・・・?
まず、なんだかんだ言っても日本は大人気なはずです!
なのになぜ日本は少子化なのでしょうか?

貧困の家庭に子供は生まれないはずです!
なのになぜ裕福な家庭に子宝がなかったり
貧困家庭が子だくさんだったりするのでしょう?
ましてや貧しい国でも子供はたっくさん生まれていますよね!

子供を心から望む人が妊娠できなかったり
虐待ですぐ殺されるのに子供がどんどんできたり・・・

とてもじゃないですが
’’選んできました ’’というにはお粗末な現実がありませんか?

学びのために自ら苦の環境を選ぶという論もあるようですが
じゃーあなたはずっと虐待家庭に生まれてなさい!って話で
私は勘弁願いたい。




○●○●○●○●○●




とにもかくにも
大人の都合、きれいごとを並べた誕生学は
子供への配慮に欠け、根拠もない似非科学であることから
受けたい人だけ受けるものにした方が良いと思います。

そして
子は親を選べない
親は子を選べない

という無情な響きも
実は全てが無常であるこの世の本質なのであろうと
私は感じてなりません。





○●○●○●○●○●





アーユルヴェーダ&ヒーリングのご用命はコチラ↓

 
ヒーラーRitsukoのヒーリンググッズ広場↓
Potalaka



ヒーラーRitsukoが喋っています↓
仏眼セラピストりつ子チャンネル





Viewing all articles
Browse latest Browse all 4206

Trending Articles